歯周病治療

歯周病治療の流れ

1. 初診

痛みや腫れ、出血など気になる症状をお話しください。

 

2. 検査

レントゲン撮影、口腔内写真、歯周ポケットの検査、歯のグラつきの検査などを行い歯周病の状態を調べます。

 

3. 説明

検査結果をもとにお口の状態を説明します。


4. 治療

症状に合わせて各種治療をおこないます。

・ブラッシング法の指導
・縁上歯石の除去(クリーニング)
・生活習慣の改善

 

5. 再評価

初期治療が終了したら、歯周ポケット検査して、歯周病が改善されたか評価します。
また、続けて改善が必要な場合は、さらなる治療計画をたてていきます。


6. 外科処置 

再評価で改善のみられなかった部位に対し、
一度目ではとりきれなかった、深部の歯石を除去します。
しかし、それでも改善がみられない場合、簡単な外科処置をおこないます。

 

7. 再評価

歯周ポケットを検査して改善されたかどうか調べます。同時に状態にあわせて、補綴治療や矯正にも対応していきます。


8. メンテナンス

歯周病は再発しやすい病気です。せっかく歯周病を改善しても、日頃のケアを怠ると再発のリスクが高まります。
毎日の歯磨きだけでは歯周病の主な原因となる歯石やバイオフィルム(細菌の膜)を取り除くことはできません。
PMTC(専門的機械歯面清掃)や、かみ合わせのチェックなどの定期的ケアが必要です。
お口の状態や全身の健康状態、喫煙や生活習慣などによってことなりますが、3か月~6ヶ月に一回のペースでプロフェッショナルケアを受けましょう。

歯周病が全身疾患の要因になることを知ってますか?

心臓病と歯周病

動脈硬化や狭心症・心筋梗塞などの心臓病リスクを高める歯周病

歯周病が悪化して、歯周病菌が血液中に流れ込み、心臓の内膜に歯周病菌が付着すると、心内膜炎という心臓病を引き起こすことがあります。これは、死に至ることもある大変危険な病気です。

また、歯周病菌が動脈硬化を増悪させるという報告があります。動脈硬化とは、血管が厚く硬くなり血管の内側が狭まる病気。これが、心臓の筋肉に栄養を送る冠動脈におこり、血管が狭くなったり(狭心症)、詰まったりする(心筋梗塞)のが虚血性の心臓病です。

歯周病菌が動脈硬化を起こしている血管に付着すると、血管を狭める作用を促進すると考えられています。動脈硬化を起こしている血管の細胞から、歯周病菌が検出されているとの報告があります。

糖尿病と歯周病

合併症がまねく病状悪化のスパイラル

糖尿病の大きな問題に合併症があります。糖尿病の3大合併症として、網膜症、腎症、神経障害。そして心疾患、脳卒中と続き、6番目の合併症が「歯周病」です。

近年の研究で、歯周病は糖尿病を悪化させること、さらに糖尿病が悪化すると歯周病をも悪化させてしまうといった相互に影響することが分かってきました。

歯周病になると歯周病菌への免疫反応によってTNF-αと呼ばれる物質が発生します。この物質には血液中のインスリンの働きを妨げてしまう作用があり、糖尿病を進行させてしまうことがあります。

そして、糖尿病が進行すると血糖値が高くなり、歯茎の毛細血管の血流が悪化、歯周病が悪化するといった悪循環に陥ります。

このことからも歯周病の治療と予防は糖尿病の予防改善につながると言えます。